レジデント インタビュー


専攻医 2年目 
御前崎サイト所属 名倉 脩平


家庭医を目指した理由・きっかけは何ですか?

親類縁者に医療関係者がいなかった私にとって、医師とは何でも診てくれるすごい人という印象でした。
医学部へすすみ、各科の専門性について学ぶことで何でも診るというのは不可能であると理解しましたが、一方で、自身の専門以外は他科任せという状況に漠然とした違和感を覚えていました。
そんな時、特別講義のために大学へ来られたのが当プログラムの指導医である、綱分先生と松田先生でした。必要とされている場所で、必要とされている医療を提供するというコンセプトが私の中の医師像と合致したため、家庭医を目指すようになりました。

SFMで研修をしている感想を教えてください。

1年間の研修の大半で様々な科をローテートしているため、週に0.5日の外来日以外は家庭医として勤務している実感は薄いということが、正直な感想です。そのローテートについても1~3ヵ月で他科・他病院へ移っていくため、慣れる間もないというのが実情です。
しかし、各科専門医の方から指導いただけることは貴重な経験となります。自身の外来へすぐに生かせるような実践的知識。ガイドラインを読むだけではわからない治療選択の理屈。紹介すべき症例か否かの判断基準。いずれも重要で、家庭医としての今後に必要な知恵となります。

様々な病院に協力いただき、充実した研修ができるSFMは恵まれていると、1年を過ごして感じました。

家庭医の理想・将来像は何ですか?

私の考える家庭医像は先述の通り、必要とされている場所で、必要とされている医療を提供する医師であり、その地域の需要を満たすことが理想的であると判断しております。
それだけでは抽象的すぎるため一例を挙げますと、入院期間を短くしようという昨今の動きから、外来診療や在宅医療の需要が高くなっていくと考えられます。外来診療についてはもとより、SFMでは専攻医の早い段階から指導医のサポートを受けつつ、訪問診療に携わることができます。

高齢化が進むにつれて、医療が必要であっても病院へ行けないという方は増えていくでしょう。この需要を満たしていくことが、家庭医の将来像ではないでしょうか。

その他、何かありましたらお願いします!

専門性の高い知識・技術を習得した医師は必要不可欠です。癌をはじめ治療方法の日進月歩が著しい疾患や希少な疾患は、その道の専門医がいなくては儘なりません。
一方、高血圧や糖尿病のような生活習慣病をはじめとする患者数の多い疾患は、ある程度の段階までは専門医でなくても治療可能なものがあります。そういった大きな需要に対応することで、患者様のみならず各科専門医の方の力になることもできます。

拙い内容で恐縮ですが、様々な方に力添えすることができる家庭医療に興味を持ち、志していただける方が増えたら幸いです。医学部生の方、初期研修医の方、ぜひご一考ください。