研究ワークショップ2019

プライマリ・ケア研究を始めるために

〜6つの実用的な研究法の検討〜

本ワークショップでは、プライマリ・ケア研究に適切で、かつ、限られたリソースでも実施できる6つの研究法(質問紙調査、質的インタビュー、継続的な質改善のための研究、カリキュラム作成、臨床政策分析、症例研究)について学びます。6つの研究法の長所と短所、実施時の考慮点などを解説し、参加者各自のトピックに最適な研究法を検討していきます。ワークショップ終了までに、参加者自身のトピックに適した実施可能な研究法を選び、実施に向けた次のステップを計画します。

参加者は、興味のある研究トピックを用意してきてください。

 

ワークショップでは:

クリニカル・ストーリーが優れた家庭医療およびプライマリ・ケア研究の原点となることを解説する
参加者各自の研究トピックの原点となるクリニカル・ストーリーを探す
研究トピックと研究設問の違いを理解する
実施可能な6つの研究法の特徴を理解する
6つの研究法を各自の研究トピックに当てはめ、どれが最適かを評価する
研究実施に向けての次のステップを一覧表にまとめる

※静岡家庭医養成プログラム・リサーチフェローシップ紹介もあります。

リサーチフェロー募集ページはこちら

(お問合せ:浜松医科大学 井上)

 

【参考文献】

  1. Fetters MD. Getting started in primary care research: choosing among six practical research approaches.  Fam Med Com Health, 7(2):1-8, 2019.

https://fmch.bmj.com/content/7/2/e000042

  1. ベンジャミンF. クラブトリー、鳴本敬一郎、本原 理子、マイク D. フェターズ.家庭医療学研究:新たな家庭医療学研究の展望.日本プライマリ・ケア連合学会誌. 2014, vol. 37, no. 2, p. 116-123.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/generalist/37/2/37_116/_article/-char/ja

日付 2019年7月13日(土)
時間 9:00-12:00
場所 森町家庭医療クリニック
参加費 無料

※ 申込み受付は終了しました。

講師

マイク D. フェターズ M.D., M.P.H., M.A.

ミシガン大学家庭医療学科教授。同大学日本家庭健康プログラムの創設ディレクター及び混合研究法プログラムの共同ディレクターを兼任。現在、主任研究員あるいは研究法主任として、16の国内外の研究プロジェクトに従事。査読付き論文本数は150を超える。世界8カ国で混合研究法ワークショップを開催。臨床研究では仮想人間を用いた医師・患者間コミュニケーショントレーニング、予防医学、文化が意思決定に及ぼす影響などを扱う。質的及び混合研究法を専門とし、混合型研究における質的及び量的工程の統合手順に特に関心がある。混合研究法の学術雑誌 Journal of Mixed Methods Researchの現編集長を務め、米国混合研究法実施ガイドライン作成に外部招聘の専門家として参加。2016年には、フルブライト奨学生として北京大学医学部で中国初の大学院混合研究法クラスを開講した。

 

 

 

ベンジャミン・クラブトリー Ph.D.

医療人類学者で、ラットガース大学ロバート・ウッド・ジョンソンメディカルスクール家庭医療・地域保健学科教授。Distinguished Professor。2014年には家庭医療学研究における長年の功績を讃えるカーティス・G・ヘイムズ研究特別功労賞(Curtis G. Hames Research Award)を受賞。家庭医療学におけるプライマリ・ケア研究者として30年以上の経歴を持ち、時系列分析や対数線形モデルから深層面接、事例研究、質的分析方法に及ぶ幅広いトピックを含む質的および量的研究法に関する200以上の査読論文や書物の執筆活動に尽力。米国国立衛生研究所(NIH)から助成を受けた複数の大規模な研究プロジェクトの主任研究員として、プライマリ・ケア医療の質の向上のための組織改革方略を複雑系科学概念に基づく概念的枠組みを用いて検証してきた経歴をもつ。近年では、米国国立がん研究所より助成を受けたがんの長期生存者にとってのプライマリ・ケアの役割に関する研究の主任研究員を務め、研究結果をJAMA Internal Medicineに発表。質的研究法分野で広く執筆活動を行っており、現在ウィリアム・ミラー氏(M.D.)との共編書 Doing Qualitative Research (第2版)の第3版を執筆中。