12月17日付の中日新聞と東京新聞で、森町家庭医療クリニックによる妊婦健診の取り組みが紹介されました。
地域家庭医療学講座の鳴本敬一郎准教授と専攻医が、実際に妊婦さんを診療している様子が取材されています。
静岡県森町は医療資源の限られた中山間地域にあり、妊婦さんへのアクセス向上や産後までの継続的な母児ケアを目指して、産科医療機関との密な連携を進めています。
浜松医科大学・静岡家庭医養成プログラムでは産婦人科研修が必修科目となっており、専攻医全員が女性の多様な相談にファーストタッチで対応できる力を身につけるよう研修を積んでいます。そして、赤ちゃんの誕生後も家族ぐるみの家庭医として産後ケアに関わり、母児を支え続けています。
さらに、日本プライマリ・ケア連合学会が認定する「家庭医療専門医」では、グローバル・スタンダードな家庭医療を実践するために、女性や子どものケアを必須領域と位置づけています。
今回の新聞記事を通して、総合診療医が女性診療に取り組む重要性が改めて紹介されましたので、ぜひご覧ください。