9/14(木)に森町家庭医療クリニックにてGRが開催されました。
今回は専攻医N先生の振り返りと、
ミシガン大学の若井先生によるスペシャルレクチャーでした!
◎振り返りタイトル
「自身の信念に則り未治療を貫いた前立腺癌患者に看取りまで関わり続けた一例」
専攻医N先生から医療に不信感を抱く患者で医療やサービスを導入できないもやもやを臨床倫理の4分割表を用い、状況や病状を整理することで本症例の目線に立ち、より良い医療の提供やQOL向上に寄与出来た。
困難な症例に対し表にまとめることで整理できた例として非常に勉強になる振り返りでした。
◎スペシャルレクチャー
ミシガン大学講師若井先生 「Likelihood ratioを用いた臨床診断へのアプローチ(総論)」
ミシガン大学講師の若井先生から尤度比を用いた臨床診断へのアプローチを講演して頂けました。
現病歴の段階での事前確率、それがどの身体所見や検査でどれだけ事後確率に影響するのかを肺炎を例にし、実際にノモグラムを使って計算して分かり易く講演して頂きました。
普段何気なく診察していたことがどれだけ尤度比に関わっているかを再認識出来た有意義な講演でした。