★GRダイジェスト★
専攻医Oです。2/8のGRは2つの振り返りと、指導医からのレクチャーでした。
◎専攻医Y先生その1
児童精神を専門とするクリニックやその周囲の障がい者支援施設・高齢者施設の複合機関で短期間研修を行い、神経発達症のみかたや、障がい者支援について幅広く学んだことを共有してくれました。家庭医は診療の幅が広く、児童精神分野や不登校などの問題に直面することも多いです。エキスパートの先生に診療や支援のコツを学ぶことができたようです。
◎専攻医Y先生その2
診断までの流れがうまくいかなかったと感じた症例について、構造的な振り返りを行いました。ただ反省するだけでなくこれからの診療に活かせるよう、診断におけるバイアスを考察しました。また、そこから臨床推論をどのように行うかまで遡り、最後には次の診察に繋げることができる振り返りとなりました。失敗を発表することは勇気がいることですが、これを通してY先生自身も診療をメタ認知し、改善できているようです。
◎最後は指導医Y先生による、教育と指導に関するレクチャーです。以前の専攻医が作成したポートフォリオをもとに、どのような教育活動が実際に行われているのかを紹介しました。SFMには学生や初期研修医が常に学びに来てくれる環境です。学生指導や今後のポートフォリオ作成にもつながる内容でした。