7/13のGRは初の中東遠総合医療センターでの開催でした。
当日は専攻医2人の振り返りと、伊東先生による「肩の診察法 in primary care」のレクチャーでした。
振り返り 専攻医Y①
私、専攻医Yの振り返りは、医療的ケア児を家庭医療クリニックで在宅導入した患者さんを取り上げました。
医療的ケア児は近年増加している一方でその在宅受け入れ態勢は十分ではなく、今後拡大していくことが望まれます。
医療的ケア児の家族を見る際には
①患者だけでなく家族全体をケアすること、
②主治医と在宅医および多職種の連携、が重要です。
行政や学会の動向を調査することで、医療的ケア児問題の今後の展望や課題を考察することができました!
振り返り 専攻医Y②
専攻医Y先生の振り返りは脳幹梗塞後にADL全介助となった60歳男性のケースを取り上げ、在宅導入された患者さんの主介護者の移行問題をテーマにされてました。
主介護者の介護力余力が限界にきており、その後どのようにして患者を家族が面倒見ていくかという問題を、家族図を提示し、患者さんを取り巻く家族の状況や心情を説明するとともに、扶養義務などの法的義務からも主介護者の移行問題を考察していました。
「肩の診察法 in primary care」 浜松医科大学 地域家庭医療学講座 伊東友子先生
最後は伊東先生によるプライマリケアで活用できる肩の診察法についてハンズオンセミナーを開催していただきました。肩の診察はいきなり画像診断を行うのではなく、まずは問診と身体診察で鑑別を絞り、必要な場合に画像をオーダーするのが大切とのことでした。
当日は二人一組になって、肩の解剖や身体診察のやり方を確認し、肩のどの部位が障害されているのか、それを調べるための身体診察は何を調べればよいのかを丁寧にレクチャーしていただきました。
明日からすぐに活用できる内容で大変勉強になりました!